12/10 2023
カテゴリー:FXブログ, 展望
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アメリカ10年債 長期金利 ※引用:楽天証券
EU10年債 長期金利 ※引用:楽天証券
◾️テクニカル観点の展望
・4時間足は戻り売りが基本路線だが、そのまま上昇を続けるパターンには警戒。
・日足も下落転換したことで戻り売りが基本路線。
・週足レベルでも上昇が終わった可能性がある。
・テクニカル的には下落要素が揃っているが、ファンダメンタルズ面による急激的な動きに注意。
先週のドル円は週初めは騙しが多く、保ち合い気味となっていました。しかし、木曜日の下抜けから下落開始。植田総裁の発言も加わり、大きな下落となりました。
4時間足レベルでは、アセンディングトライアングルをブレイクし下落。結果的に戻り高値からの下落が継続しました。しかし、見て分かる通り下落前には髭を連発。非常に騙しが多く、やり辛い相場となっていました。しかし、テクニカル的なブレイクに加え、ファンダメンタルズ的な後押しを受けて、数円レベルの下落に。その後はフラッシュクラッシュ気味の展開を経て、大きな髭をつけた反発。感覚的には、セリングクライマックスを経て下落が終了した印象を受けます。これを3波動目(安値更新継続)と捉えるのか、5波動目(下落終焉)と捉えるのかは結果次第なので分かりませんが、まずは戻り高値をつけて下落するのかを見る必要がありそうです。下落幅に対して6割ほど戻していますので、再び下落開始するのならば、このあたりから+1円程度の範囲が高値の限界値だと思われます。逆に、このまま上昇を続け、147.5円あたりの前回高値を超える場合は、そのまま上昇を続ける可能性がある為、要注意かなと考えています。
日足レベルでは、今年の3月以来の転換となりました。随分と長い上昇トレンドでしたが、転換の場面は短期足でもよく見られる典型的な下落転換のかたちです。MA100も上から包み込むような形になりかけており、近づいていったとしても跳ね返される可能性が高いです。一旦はセリングクライマックスから上昇しそうな場面ですが、テクニカル的には戻り高値を経て下落する可能性が高そうです。ただし、どこまで戻るかは分かりません。
週足的にも大きな下落が続いている事が見て取れます。もちろん、まだ上昇トレンドの範疇ではありますが、チャネルの上辺に達し、下落を開始したと捉えるのが妥当かと思われます。感覚的には昨年11月からの大きな下落に似ていますが、チャネルの下辺を抜けた場合は110~120円あたりまで下落する可能性がありそうです。しかし、それはまだ先の話になりそうです。
先週から引き続き、下落が続いていますし、長期足においても下落傾向が強まっています。よって、長い目で見た場合は下落トレンドが継続する可能性が高そうです。しかし、短期間で大きく下落し過ぎた事、またファンダメンタルズ要素も考慮すると、短期的にはある程度の上昇も考えられるので要注意です。
それでは今週もがんばりましょう!