FXブログロゴ FXブログロゴ

8/26週の展望です。

◾️ファンダメンタルズ観点の展望
・日本は特にトピックがない状況。
・アメリカは特にトピックがない状況だが、今週の雇用統計から動きが出始めそう。
・ユーロ圏はHICPが下落している為、9月利下げも考えられる。
・ファンダメンタルズ的には相場を大きく動かす要素が無い。


 先週は下落が続きましたが、最後に戻す展開に。結局、前週時点から変化無しの位置に戻って来ています。


 日本発の新たなトピックは特に無し。ファンダメンタルズ面で大きく動かすものはありませんでした。強いて言うならば、日銀が発した経済が安定化するまでは利上げは無いという発言。改めて発するあたり、やはり円高方向に動き過ぎないようにという狙いがあるのだと思われます。

 

   ※引用:Bloomberg(画像クリックで記事にアクセス)



 政府は支持率が下がるので円安は嫌だ、しかし株価が下がるので円高も嫌だ、といったスタンスでしょう。多くの大企業は今年度の為替想定は140〜145円です。よって、140円を下回られると困ると考えている可能性があります。その為、この水準を下回っていった場合には口先介入による円安誘導が見られるかもしれません。


 アメリカにおいても特に新たな大きな材料は無し。長期金利においてもあまり変化は見られていない状況です。



 市場の興味は次回FOMCが0.25の利下げになるのか、0.50の利下げになるのか、です。次週から始まる雇用統計がその鍵を握る為、要チェックかなと考えています。

   EU圏においては、HICPIの発表がありました。結果は想定通りの下落。特にサプライズも無かった為、長期金利も微下落で終わっている状況です。


   EU10年債 ※引用:楽天証券


 インフレ率が順調に下落していることもあり、9月の利下げについても取り立たされている状況です。しかし、アメリカの利下げを織り込み既に長期金利が下落している為、急いで利下げする必要もない状況かと思われます。よって、9月の利下げは意見が割れており、サプライズが生じ得る状況かと思われます。


 纏めると、日本の利下げは近々では無さそうですが、アメリカはほぼ確実に9月に利下げを実施しそうです。ただし、0.25なのか0.50なのかで意見が割れている為、今週の雇用統計から始まる各経済指標が鍵を握りそうです。

 以上を考慮すると、ファンダメンタルズ的には円高にも円安にも影響を与えなさそうな状況です。しかし、アメリカの経済指標が想定を下回った場合は一気にドルが売られる展開も考えられますので要注意です。

今週の重要材料はこちら!



◾️テクニカル観点の展望
・4時間足レベルでは下落トレンド続行だが、上昇転換の可能性も。
・日足レベルではまだ戻し(上昇)してもおかしくはない状況。
・週足レベルではレジ・サポラインを割っており、下落トレンド転換へのチャレンジが始まった。
・テクニカル的では、中期的には上昇・下落どちらもあり得るが、大きな流れは下落。


 先週のドル円はジリジリとした下落を見せていましたが、最後は上昇。前週時点まで戻っている状況です。


 4時間足においては下落が続いていましたが、安値は更新せず。逆に大きく上昇したことでMA100を越えようとしている状況です。ここを超えた場合、日足レベルの150円を越えよる上昇へと繋がる可能性があります。しかし、やはりまだ流れは下落トレンドである為、基本的には戻り高値狙いをしつつ、MA100を超えた場合は押し目狙いへと切り替えたほうが良いかもしれません。




 日足レベルではそのまま下落するのか、或いはMA100に近づいて行くような大きな戻りとなるかの瀬戸際かと思われます。4時間足レベルで上昇転換した場合は、そのまま大きな上昇へと繋がる可能性があります。逆に4時間足レベルにて下落が続いた場合は、大きな下落になりそうです。その辺りは4時間足の動き次第になりそうです。




 週足的レベルでは、アセンディング突破後の上昇が終了。ただし、まだ週足レベルで転換したとまでは言えません。こういったアセンディングのライン付近で揉み合った後、ビルドアップを経て再び上昇するパターンもあります。よって、MA100を確定的に割って行くまでは、上昇の範疇なのかなと考えています。




 昨年12月、今年の4月に続き、本当に久しぶりの本格的な下落の流れです。テクニカルだけで言えば、このままっ下落が続く可能性が高そうです。ただ、大きく動いた後は必ず反動がある為、ずっと一方向に動き続けるとは考えず、短く、確実に取って行った方が良いかもしれません(今までのずっと続いていた上昇トレンドは異常)。

 それでは今週もがんばりましょう!

HOMEに戻る